12月1日より、洗濯表示が22種類から、41種類に新しく入れ替わります。

洗濯

洗濯では、これまで洗濯機で洗えるものは洗濯機、手洗いしかダメなものはたらいで表示されていたものが、すべて「たらい」に統一されました。また、手洗い限定のものは手のマークで表現しています。「横棒(-)」は基本的に、「洗濯の弱さ」を表し、本数が多いほど弱く洗うことになります。

漂白

漂白では、形がシンプルな三角形になり文字もなくなっています。酸素系漂白剤のみの場合は斜線が入ります。

乾燥

乾燥は四角形で表されて、自然乾燥とタンブル乾燥(乾燥機)に分かれます。自然乾燥ではこれまでのつるし干し・平干し・陰干しに加え、濡れ干しも加わっています。棒の向きが服の向きを示していると想像すると、覚えやすいです。棒が2本なら「濡れ干し」をあらわします。

アイロン

アイロンでは、形はあまり変わらずに、温度の高低を点の数で表すようになっています。また、当て布の表記がなくなっています。「・」の数が多いほど高温でかけることと、なります。

クリーニング

これも外枠の丸は変わらずに、中の文字だけが違っています。Pはパークロロエチレン、Fは石油系溶剤、Wはウェットクリーニングを表しています。これは基本的にクリーニング店にしか関係ありませんので、この表示が付いている場合は、クリーニング専門店に任せましょう。

 

すぐには覚えられそうにないという人も心配はありません。新しい表示は2016年12月1日からすぐに置き換わるというわけではなく、しばらくの期間は併用して表記されるようです。

 

併記されていれば自然と覚えますよね。

 

それでも覚えられないという人は、『新洗濯表示の解説』for iPhone,iPadというアプリを使う手もあります。これは洗濯表示の意味がわからないときに簡単に調べられるアプリです。

アンドロイド版はこちら→洗濯表示


シミって何?

 

①突発的(短時間)についたシミ

すぐについたシミは繊維の表面にシミが乗っかっている状態なので、落とし易いです。

しかし、家庭で処理をする際は、すぐに水で洗い流してしましがちで、シミの種類によっては広がってしまう場合があるので、注意が必要です。

 

②日常生活でついたシミ

日常生活をしていると、汗や食べこぼし・仕事上の汚れと様々な種類の汚れがあります。大きく分けると水溶性、油溶性、不溶性の3種類にシミは区別されます。

シミは例えば、リンゴの切った断面が時間がたつにつれて黄ばんでくるように『シミ→変色→退色』と時間がたつにつれてシミが繊維を侵していきます。

ですので、早目の処理が必要です。

 

③古いシミ

1年以上たったシミは、完全には落とせません。もし、落とすとなると繊維に毛羽立ちや脱色が残る可能性があります。

そこで、ある程度シミを落とした後は染色補正で色をつけてお直しをしていきます。