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界面活性剤の種類

こんにちは、店長のまえじまひとしです。
今回は界面活性剤の種類についてお話ししますね!

汚れを落とす三つの要素の中のひとつに、「界面活性剤」を利用した洗剤がありました。界面活性剤は『水と油をなじませる(仲良くさせる)役目を果たしている』でしたが、界面活性剤には特徴によって四つの種類に分けることができます。

①陰イオン界面活性剤(アニオン)

水に溶かすとマイナスイオンとなって、汚れを落とします。
泡立ちが良いので、主に、中性洗剤やシャンプーとして使用されています。
②陽イオン界面活性剤(カチオン)
水に溶かすとプラスイオンとなって、汚れから守ります。
洗浄力は弱いが、殺菌効果もあり、主に、柔軟剤やリンスとして使用されています。
③非イオン界面活性剤(ノニオン)
水に溶かしてもイオンになりませんので、水の硬度やイオン(電解質)の影響を受けずに汚れを落とします。主に、中性洗剤やシャンプーとして使用されています。
 
④両性界面活性剤
名前のとおり、プラスとマイナスの両方のイオンを持って汚れを落としたり汚れから守る働きがあります。液性がアルカリ性のときはアニオン、酸性のときはカチオンの特徴が強く出ますので、主に、殺菌剤や帯電防止剤や洗浄剤として使用されています。

ところで、「イオン」て何?

皆さんは、汗が「しょっぱい!」と感じたことありますよね。
私たちの身体の中の水分には、純粋な水だけでなく、この「しょっぱい」成分である塩(ナトリウム)などの「電解質(イオン)」が水の中に溶けて、重要な役割を果たしているんですね。
次回は、界面活性剤をうまく組み合わせると・・・をお話ししますね。
最後まで、ブログをご覧くださってありがとうございました。